2009-07-22

Don't Know Why





I waited 'til I saw the sun
I don't know why I didn't come
I left you by the house of fun
I don't know why I didn't come
I don't know why I didn't come

(日の出を見るまで待っていたんだ
行かなかった理由も分からずに
騒がしい場所の傍に君を置き去りにして
行かなかった理由も分からずに
行かなかった理由も分からずに)


When I saw the break of day
I wished that I could fly away
Instead of kneeling in the sand
Catching teardrops in my hand

(夜が明けて行くのを見たら
僕は飛んで行ってしまいたかった
砂の中に膝を埋めて、涙の粒を受け止める代わりに)

My heart is drenched in wine
But you'll be on my mind
Forever

(僕の心は、葡萄酒に濡れてしまって
それでも君は心の中に居座り続けるんだ
いつまでも)

Out across the endless sea
I would die in ecstacy
But I'll be a bag of bones
Driving down the road alone

(終わりのない海にこぎ出して
恍惚の中で死んでしまうんだろうな
それでも骨と皮になった僕は
独りこの道を走り続けて)

My heart is drenched in wine
But you'll be on my mind
Forever

(僕の心は、葡萄酒に濡れてしまって
それでも君は心の中に居座り続けるんだ
いつまでも)

Something has to make you run
I don't know why I didn't come
I feel as empty as a drum
I don't know why I didn't come
I don't know why I didn't come
I don't know why I didn't come

(何かが君を逃がさなくちゃいけない
行かなかった理由は分からないんだ
ドラムみたいに空っぽに感じてる
行かなかった理由は分からないんだ
行かなかった理由は分からないんだ
行かなかった理由は分からないんだ)

2009-07-18

新作

旅行中に書いた、新しい文章をアップしました。

ちょっとダークで、優しく、気味の悪い文章です。

割と、意味深な感じに仕上がりました。

ではでは。

2009-07-01

生活

いつも通りに学会をこなした後、途中で知り合った知り合いの研究室(もちろん日本人グループ)と一緒に、街に出た。

そもそも、その研究室のグループは、乗り換えの途中で荷物がなくなってしまったらしく、今日着る物にも困る有様。とりあえず、ニ、三日必要なものを買いに出るというので、自分も、お土産を買いに行くつもりで、ついて行かせてもらった。

ホテルのカウンターで行きと帰りの切符を買って、路面電車に乗り、街の中心部へ。電車は坂を上り、林を突き抜け、ぱっと視界が開けたと思うと、山沿いに走りだす。そして、その先には、中世ヨーロッパ、という趣のプラハの町と、モルダウが横たわっていた。

買い出しに行ったデパートは、しいて言えば、でっかいジャスコ。

とにかく服屋が多くて、女ものが主。
次に、子供服。
そして、ちょっと甘いもの。
男ものは店の奥の方にちょこっと。
あるいは、全くない。
しかも、ボーダーとか、割かし、地味なものばっかり。

そういう買い物における著しい偏りは、どこもおんなじらしい。
こういうところでは、男ものは、いつも、ついでだ。

自分は、特に服を買う気はなかったので、とりあえず、手ごろな本屋に入り、チェコの絵本を一つと、小さい文房具をいくつか買った。
あと、一応、お土産にと、"チェコで売っていたパンツ"(たぶん、中国製)も買っておいた。


チェコの物価は、消して安くはない。
たぶん、日本とほとんど同じくらい。

ジーンズを買った知り合いはリーバイスで1万円前後だと言っていたし、パンツも5枚千円ちょっとだった。ただ、何が違うのか、パンツの中には、2枚で2千円もする、どう見ても普通のパンツもあり、それはお土産のネタとしては、ちょっと高い気がしたので、安い方を買ったのは言うまでもない。

その代わり、バーゲンだったのか、靴は非常に安かった。
日本では1万円前後はするだろうという、革のカジュアル靴が、6千円くらいで売っていた。

好きな人にとってはいいかも。

そのあと、チェコ料理を食べようと、2階のフードコートをうろうろしていると、あやしげなお店を見つけた

"Running Sushi"

チェコの、回転ずしだ。
あまり詳しく見なかったけれど、回っているものの中に、なんだか寿司とは縁遠いものが流れていた気がしたのと、メニューをぼんやり見ていた自分たちに話しかけてきた、板前風のオジサンが、日本語で話していた自分たちに、なぜかチェコ語で話しかけてきて、おそらくは日本人ではないことを露呈してしまっていた。

メニューの中には"Bento"という、幕の内みたいなものもあり、椅子に座っていた、二人のご婦人が、器用にナイフとフォークで、Bentoを食べていたのが印象的だった。

結局自分たちが入ったのは、セルフサービスの、飯屋みたいな料理屋。

食堂のおばちゃん、といった感じの、かっぷくのいい母ちゃんが、お玉をもって自分たちの注文を待っていたが、いかんせん、英語は通じない。

とりあえず、知り合いが近くの大学生風の若い兄ちゃんを捕まえて、英語をチェコ語に通訳させ、チェコで一般的な料理を一皿、盛ってもらった。

それが写真の料理だが、肉を、デミグラスソースみたいな肉汁のソースで煮込んだ(ような)ものと、ザワークラウトのしおしおで、なんだか紫色のものと、ちょっと甘い蒸しパンみたいな白いのが付いてきた。

肉を煮たものは、なんとなく、硬い角煮に似ていたけれど、とにかく、びっくりするほど塩辛い。
別なものを頼んだ人のは、そんなに塩辛くはなかったので、これは、こういう料理らしい。

チェコ人の、塩味に対する寛容さは、並大抵ではない。

ただ、一緒に付いてきた蒸しパンと、一緒に食べると、それなりにいい感じに感じられた。
もしかすると、原液を舐めたせいで、味覚がまひしていただけなのかもしれないが。

ホテルで食べたものの中には、こんなにすごいのはなかったので、やっぱり、実際に街に出てみないと、本当の味には会えないものらしい。

そのあと、帰り際、雨が降ってきたので、途中で雨宿りがてら、スーパーに寄った。
とにかく、食料品が豊富で、びっくりした。
黒パンが50-100円程度で、とっても安い。ワインも豊富。

冷蔵庫にいっぱい並んでいたチェコビール缶の中から、バドワイザーのもとになった、"バドバー"(左小)と、チェコでは一般的な"ピルスナー・ウルケル"(右大)を買ってきて、部屋で飲んでみた。

どちらも、しっかりした味のビールだが、ピルスナーの方が、ほんのり、酵母らしい甘みのようなものが感じられた。

これはさすがに、お土産にはできないので、ここで味わって、自分の腹にしまっておくことにした。