ELISA。
いつも仲良しで、いつも見つめているけれど、別に、彼女じゃないよ。
青い目をした……。
いや、青いOD405の色素の……。
今日も、微笑んでは、くれないの?
村上春樹の小説を久しぶりに。
この人の小説は、感情の針が振れっぱなしの悩み多き思春期に「ネジ巻き鳥」を読んで嫌悪感を感じて以来、ずっと遠ざかっていたけれど、今改めて読むと、やっぱり、現代最高の日本語を使う作家だと感じる。
シーバス・リーガルとか、フォア・ローゼスとか、ウィスキーがたくさん出てきて、大人の雰囲気があるのも好き。伊坂幸太郎にも、似たような趣味が小説に出てくるけど、彼のそうした趣味が、若者の、些かくたびれた空気を纏っているのに対して、村上春樹のは彼のものより、ずっとしゃなりとした印象を受ける。伊坂幸太郎の小説には、スーツより、パーカーとジーンズの方が、ずっと似合いそうだしね。
長い本だが、一気に読めてしまった。
その辺も、この作家の力量か。
ただ、昨夜はおかげで睡眠不足だった。
昨日読み始めた下巻を、何とか最後まで、今朝方までかかって読み切ってから、
シーバス・リーガル、とは行かないが、ブラック・ニッカを飲んでさっさと寝た。
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