実験の谷間。
久しぶりに、ゆとりのある日。
ぼんやりしていたら次の文章のアイデアが浮かんだので、覚え書き。
『城』
とある県。海浜にあるテーマパーク、「ズーニーランド」。
主人公はそのテーマパークのすぐ傍の海辺に住んでいる。
ズーニーランドのシンボルである、白い城の見える海辺で、彼は砂浜に打ち上げられた漂着物
を拾い、アートを作ろうとしている。
ズーニーランドには、未だに行ったことがない。
思えば、そう言うものとはずっと無縁だと思っていたし、実際今でも無縁だ。
いつも見える城。そこに行ったことのある、ごく普通の人々との会話。
世間から浮いた生き方を続けてきた、自分。
浜辺のアトリエで、静かな生活を送っていた彼の元を、旧知の友人が尋ねる。
2日間の滞在の中での、彼と彼女とのやりとり。
変わってしまった生活。流れていくような人生。変わらない城、夢のかたち。
彼と彼女の前に、変わらない城はいつまでも、遠く渚の向こうに聳え続ける。
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カフカの『城』という、シュールな小説を読んだ後で、
研究室の後輩が、「ディズニーランド」は夢を金で買う国だ、と言う話しをしていたのを聴いて、何となく浮かんだイメージ。
描き上げられるかわかんないけど。暇な時にまた書こうかな。
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