セルソート -> RT -> PCR
まだ終わらない。
クリヲスタット。
セルソーターの待ち時間は、なんだかんだで13時間ある。
その間、他の仕事が出来るわけではなく、機械にずっと張り付いていることが多い。
当然、飽きる。
だから、最近、ソーター室に行く時は、ウォークマン(iPodではない。天の邪鬼ですから)と、何らかの本を持って行くことにしている。
最近頑張って読んでいるのが、『種の起源』。
言わずと知れたダーウィンの本で、進化のバイブル中のバイブル。
今頃読んでるのか、と言われても仕方がないが、実は今までちゃんと読んだことがなかった。
その理由が、“読みにくい”。
岩波文庫版の物を一度開いてもらえば解るが、何が言いたいのか、すぐに伝わってこない文体で、ただでさえ長いのに、頭に入っても来ないのだ。
訳者の先生はおそらく、ダーウィンの古い英語の文体を忠実に訳したのだろう。
おかげで、読まなければいけない本ではあるのだが、偉くハードルが高い。
今読んでいるのは、今年出た新訳版。
それでも長くて、ちょっとわかりにくいのは変わらないけれど、大分わかりやすくはなっている印象。
ダーウィンて、偉い人だったんだなって改めて思う毎日。
大量のデータと、知見と、考察の渦に放り込まれたような感覚。
最も古い、近代進化論の本なのに、今の議論をほとんど網羅している、このすごさ。
その後の科学者は、何やってたんだろ。
これからの科学者は、何できるんだろ。
ダーウィンの後追いも覚束ない日々。
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