タンパク合成のため、大腸菌を多めに培養。
100mL LBに無数の大腸菌。
しかも、振りが激しすぎたらしく、
多少こぼれたような跡が。
シェーカーの中に乾いたLBらしきものがこびりついている…。
これに無数の大腸菌がうごめいているかと思うと…。
場所が変われば、こういう細かいところに、不都合は起こる。
掃除しとかなきゃ…。
昔から、神話のようなものは好きで (神も仏もほとんど信じていないくせに)
今でも興味はある。
神話は、おそらく有史以前から続く、『昔話』のようなもので、文化も文明も無いような時代の出来事が、長い伝承の中で、いろいろ脚色されながら、今に至っているもののようだ。
だから、人間の『業』というか、本性のようなものが、いたるところに垣間見える。
“神話”といっても、こう言う話の中の神様は、ある意味非常に人間くさく、『神様のような人』という表現からは、むしろ程遠い印象を受ける。
これに関して、たとえば、いしいしんじという作家は『プラネタリウムのふたご』の中で、星座にまつわる神話を聞いた、子供達の感想として
「神様はしょっちゅう“思いを遂げて”いる」
といったようなことを述べている。
今は、ウィキペディア、という、似非知識の殿堂があり、暇つぶしに、この神話のページをめくって行くと、数時間で、神話通になった気分を味わえる。
見ると、特にギリシャ神話や北欧神話では、神様はしょっちゅう浮気したり、ありえない恋 (相手に見境が無い) をして,子供ばかり作っている。
しかも、その後、奥さんの怒りを買ったりするケースも多い。
日本の神話だって、直接、子供を作ったような書き方こそ無いが、それを匂わせるモチーフがいたるところに見られる。
例えば、日本列島も日本人も、創造の神イザナギとイザナミの『子供』、ということになっているようだ (ちょっと表現がわかりにくく、つかみきれてない部分もあるが、『子供』ではあるようだ。だって...。)。
彼らの“懸命な努力”によって、日本は生まれたのだ。
また、以前紹介した、『昔話と日本人の心』という本によれば、こう言う神話の話の展開というのは、ギリシャにしろ、日本にしろ、非常に共通点が多いそうで、それが、『人間の深層心理はみんな共通』という考え方の一つの根拠になっているようだ。
ともかく、こう言う神話をひとたび紐解けば、人間の持つ、爆発的な想像力というものを感じずにいられない。あまりに自由奔放で、取りとめも無く、筋道すら通っていないこともあるが、その分、人間の本質を嫌というほど露呈する物語だと思う。
まあ、そんな偉そうなこと言っても、ウィキペディア見ながらぼんやりしてただけの事なんだけどね。
たまにはそんな日もいいでしょう。人間なんだから。
)補足
北欧神話の最高神はオーディンという神様ですが、これはドイツ語だとヴォーダン (Wodan)になり、英語の水曜日 Wednesdayの語源だそうです。意味的には“オーディンの日”ということになるとか。
意外なところに神話が生きていたりするもんっすね。
ちなみにこれも似非知識の泉から濾し取った物なので、その程度に聞いてください。
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