PCR, 泳動、細胞培養、SDS-PAGE、
研究室の模様替え。
新入生多数。
相当賑やかになりそう。
きゃっきゃしてる。
前からいた男も、新しく来た女も。
若けえ。
枯れすすき
青葉の色を忘れたり
駄作。
何日か前に、マイルス・デイヴィスのCDを買って、テイク違いだったけど、それを聞いている、
と言うことを書いた。
でも結局、ある時、衝動的に欲しくなってしまい、
ついにまた同じものを買ってしまった。
やっぱり、あれは特別なのです。
自分にとっては、なぜか。
最初にしびれた、ジャズだからかな。
ロックも好きだけど、どうしても、歌詞が付くと、
『きみを、愛してた。
どこ行ってしまったんだ。
君無しでは、生きていけない
僕が馬鹿だった
許しておくれ』
的なものが多くなり、悪くないけど、なんだかナヨナヨしている気がして、
「いつまでも、グダグダしてんじゃねえよ!」
と突っ込みを入れたくなるし、その元気もないようなときには、余計にふさいでしまって、
あまり気持ちが前に進まない。
そんなときは、そんな男のボーカルのキンキンナヨナヨした曲は聴きたくないし、女の人の声は、なおさら聞きたくなかったりする。
そう言うとき、やっぱり、ジャズが恋しくなるのですわ。
最近は、特に。
ムード・ジャズみたいに(あのハスキーな管楽器のやつ)、ピンクの妄想が自然と広がってくるものは、落ち着かないけど、マイルスの時代のものは、響きが冷静で、アップダウンも少ないし、気持ちを静めてくれる気がする。
嘆いても、叫んでも、笑っても、どこか、冷静な自分が、それを見ている。
そう言う、落ち着いた涼しい空気が、スピーカーから流れてくる気がする。
竹林の影の、小さな庵。
そういうところに佇むような、静かな気持ちになる。
まあ、やっぱり曲によるんだけどね。
人より二回りぐらい、老け込むのが早いな、おれ。
そのうち、誰より早く、隠居して、出家でも、するのかも。
同世代の諸君、後は、頼んだ。時代は、君たちのものだ。
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