2010-04-03

お父さんニューロン

ネイチャーに面白い記事が載っていたので。

マウスの夫妻が子供をうんだとき、おすは鼻先で巣を掘り返して、整える仕事をするという。
でも、そもそもへその緒でつながっていたメスと違い,おすマウスと,子供との関係が、どのような仕組みで認識されているかについては,実はあまり良く解っていない。

カナダのグループは、おすマウスが,生まれたばかりの子供と一緒に暫くいる状態にあると、新しい二種類のニューロンを数週間で発生させることを発見した。そのニューロンの一つは嗅覚に関係していいて,目の前の子マウスを自分の子供と認識するのに重要な働きをしている可能性があるという。

めすマウスでは、出産に伴うホルモン(プロラクチン)の変化で、やはり同様に,新しいニューロンの分化が起こることが知られている。プロラクチンレセプターのノックアウトマウスを使った実験では、どうやらオスでも、このホルモンの変化がニューロン新生に関わっていそうだ,ということだった。


夫から父になるために、ニューロンの新生まで,起こってるなんて、思いもよらなかった。
成長するのは,子どもだけではないんだね。

ちなみに、この仕組みは、人間にも存在する可能性が十分考えられるそうです。

俺にはなくて,君らにはあるニューロンが少なくともひとつ以上,ありそうだね。

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