最近、切片in situの系を立ち上げようという話が出ている。
モノクロづくりの系はもうしっかりと出来上がって、面倒さえ我慢すれば、モノクロは何時でもできるようになったのだが、今度は、そのモノクロの反応を裏付けるためのin situ がどうしても欲しくなった。
抗体で切片を染める場合には、当然RT-PCRで発現のあるところを中心に染色するのだけれど、染まったとしても弱かったり、Back ground とあまり差がない場合には、本当にこれが染まりなの?と半信半疑のまま、実験を前に進めなくてはいけなくなってしまう。
これではダメなので、RT-PCRと免疫染色をつなぐ手法として、in situ が必要になったというわけだ。
自分も修士の時、この方法は試してみたことがあったけれど、結局うまくいかなかった。
今回は、元某抗体メーカーの先生という、力強い助っ人を得て、このブ厚い壁に再挑戦することになっている。
とりあえずのトレーニングとして、マウスの膵臓を取り出し、ランゲルハンス細胞のインシュリンを検出してみるつもり。プローブは既製品で、これでちゃんと検出できることを確認し、しっかり度胸をつけてから、目的の遺伝子に挑戦してみようと言うことになっている。
なったって始めてだから、まずは、乾熱滅菌できる染色バットを買わなきゃ。
色々と物入りだ。
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