「もし海外に出るのならあと一年」
という先生の言葉を受けて、自分なりにその手段を少しづつ調べている。
とは言っても、その際に一番大切なのは自分自身の実績だそうなので、論文をさらに積み上げるのが近道に違いないんだそうだが。
先生にまず紹介されたのは「アレクサンダー・フォン・フンボルト財団」
http://tokyo.daad.de/japanese/jp_scholarship_avh.htm
駆け出し研究者 (ドクター取得後4年未満) から、立派に中堅クラス (4年から12年) まで、幅広く支援している。
自分が使うとしたら、"駆け出し"向けの二年コースになる。
月 2250ユーロ = 24.5 万円 位だそうだ。
十分なようにも思えるが、物価が高いヨーロッパであることを考えると、決して高い方ではないのかもしれない。
ただ、この基金のすごいのは、その他の支援が充実している点。
1. まず、受け入れ先の研究機関に、研究費として、月8万円が支給される。
2. さらに、本格的な研究に入る前に、研究者と、その配偶者のために、数カ月間の“徹底的な”語学教育期間が設けられる。
3. 研究者は、第三者からの支給が無い場合には、一括になるが、旅費の支援が受けられる。
4. 三ヶ月以上家族が滞在する場合には、家族に対する支援が出る (配偶者一人当たり月3万円、子ども一人当たり月2万円)
すごい。これなら生活できる。
先生によると、こういう制度を作ることで、海外から人材をドイツに呼び寄せ、架け橋になってもらおうという狙いがどうもあるらしい。
日本の研究者支援で、ここまでしっかりしたものは、おそらく無いんじゃないだろうか。
ていうか、こういう制度にしてもらわないと、研究者は人生捨てて研究するしか、なくなるよね。
おそらく日本だけからじゃなく、他の国からも応募はあるだろうから、先生曰く、結構難しいかもしれないということだ(彼は留学時、獲得しておられたそうだが)。
もっと簡単なのもあるそうなので、そちらの情報も集めてみようと思っている。
まずは、実績を積む。
そして、
受け入れ先に、アピールできるだけの仕事をする。
かなあ。
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