2007-07-02

ビアガールとおとっつぁん

【今日やったこと】
遺伝子A, B, CのPCR, 電気泳動、ゲノムもPCRした (7 時間かかった)。学食で冷やし中華を食い、今日が天気が良く、暑かったこともあって、つかの間の夏。でも、すぐインドアな実験に戻る。学食のポスター “今日から博物館でファーブル展”。行かなきゃ。

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 この時期になると、なんとなく話題がビアパーティーの話になる。もうすぐ学内でも、あるんだとか。それで思い出したのが、昔のバドワイザーのCM。ものすごくグラマラスな (記憶はうそつきだ。しばしば、その人の興味によって大いに誇張されるものだ)ビアガールが、バドワイザーのロゴの入った、かなり 『無理やりな』 服を着て、ああいう人達に特有の、のっしのっしと闊歩するような歩き方でジョッキを銀色のトレーに載せて歩いて行く、そんなCMだった。

 小学生ながら、あのCMが流れてくると、なんだか恥ずかしくなり、無性にどきどきした。そして、女の人って、どうしてちょっとしたことでも恥ずかしがるのに、あんなどぎまぎするような格好ができるのか不思議に思った (正確なことは、未だに解らない)。見せたがりのひとと、そうでない人がいるのか、あるいは仕事だからしょうがなく、ああいう格好しているのか。だとすれば、きっと、ああいう魅惑的な笑顔を振りまきながら “あー、早くおわんねーかな、メンドクせー” なんて考えて、家に帰って、冷蔵庫のものでなんか作れないか、なんてことをいろいろ気にしていたりもするのかもしれない。

 コスチュームや、雰囲気は人をしばしば現実から切り離してしまう。それが息抜きのためのビアホールには必要だし、厳粛な審判を言い渡す裁判所にだって必要だ。だれも、安売りのTシャツを着たおとっつぁんに “被告人を死刑に処す” なんて言ってもらいたくはない。できればコノヨノモノトハオモエナイ、ビアガールという女性にビールを注いでもらいたい。そう望むのは当然だろう。

ちなみに、学内のビアパーティーでビールを注ぐのは、生協のおばちゃんだとか。

もちろん割烹着で。