2007-07-10

新聞取った

【今日やったこと】
遺伝子A, B, C, の発現の結果をまとめ、明日の報告会に備える。全体的にモチベーションの低い一日。大半は、土日の旅行 (または逃避)計画を練るのに使った。ゲル作ろうとして、こぼした。
一年生か、おれは。

◇◇◇


 新聞をとることにした。研究室でも新聞は取ってるし、インターネットって便利なやつはあるし、別にいいかな、と考えていたが、やっぱり、社会からのずれを感じる。テレビを見る時は、できるだけ、ニュースも見るようにしてはいたが、テレビにしろ、インターネットにしろ、情報盛りだくさんのようで、実は限られている。インターネットの記事はたいてい、その事件のあらましだけで、その背景とか、関連する情報だとか、そういったものは省かれているし、テレビのニュースは映像としての情報量は多いかもしれないが、やはり説明が少ない。その点、新聞は、ちょっと難しい用語になると、コラムをくくって説明してくれたり、同じ事件を複数の記事にして、多面的に分析してくれるので、多くの、多様な読者に理解できるものであるように思う。

新聞の強みは、“情報を多めに載せておいて、余計なら読み飛ばす”ということができる点にある。対象となる読者はみんな知識の量も、種類も異なるわけだから、同じ説明で同じように理解してもらうことは不可能に近い。だからこそ、情報は多めに載せておき、解らなかったら別な文章を読めば補えるようにしてある。その点、インターネットのニュースはそもそも、情報量が少ないし (“速報命”で、とにかく速さが売り) 、かつ質が悪い。何百人の記者の取材の総和である新聞の記事に比べ、インターネットは、その記事を書いたのが、たった一人の素人でも、百人のプロフェッショナルでも、同じように並べられてしまう。その分、間違いや、ガセネタを拾ってしまう確率も高くなるわけで、結局その事件の正確なあらましを理解するのに苦労することになる。テレビはさらに情報が少ない。映像があるぶん、その事件を理解した気になってしまうが、テレビにおける事件の説明は、結局、“音声”によって行われていることが多く、文字数にしたら、新聞の比ではないことは明らかだ。

ただし、もちろん得て不得手があることも言及しておく必要がある。新聞のサッカーのシュートまでの解説は理解に苦しむ。解りやすいように、いろいろ図を工夫した後は見られるが、テレビの15秒程度の映像を見れば、いかに中村俊介がすばらしいパスを出したのか、まさに一目瞭然だ。インターネットも、情報源とするサイトをきっちり取捨選択すれば、かなり頼りになる。しかし、このばあい、有料になってしまうことが多く、新聞をとるのとと大差ない。

でも、新聞とったのはいいけど、読む暇あるんだろうか。

朝刊が夕刊になりそう。