ウェスタン。
もう、何も言うまい。
いつもお世話になってきた秘書さんが、いよいよ来月研究室を去られるので、
去年の末から、新しく秘書になられる方が引き継ぎもかねて研究室に来られている。
去年の末から研究室で働いてもらっているというのに、やれ年末だ、年始だとみんなてんやわんやだったもので、今の今まで、歓迎会をしないできてしまった。
さすがにそれも失礼、と言うことで、いよいよ昨日がその歓迎会だった。
何せ冬の北海道、外はしこたま寒い。
こんな寒いときに、みんなで食べるものと言えば...。もうあれしかないでしょう。
そう、なべ。
しかも、モツ。
大学の近くに最近できた、博多風のもつ鍋屋さん。建物は、旧大学宿舎だったそうで、開拓時代の、旧館の雰囲気そのまま。入り口をライトアップした光が、屋根から下がる1メートル近いつららに乱反射して、現代とは思えない、とても幻想的な雰囲気だった。
そんな趣のある建物のもつ鍋屋さんだから、中も決して、良くもつ鍋屋さんにあるような、散らかった感じではなく、とても落ち着いたお店だった。焼酎もたくさんあったし、食べ物味も悪くなかった。みんなでニンニクくさくなるのも気にせず、よく飲んで、よく食べた。
学校のそばに、こんないいお店があるなんて。
結局新しい秘書さんとは、全く話さないまま、終わってしまったけど、
冬の醍醐味はしっかりと堪能した一夜だった。
...また、機会があったら行こうかな。冬のうちに。