2011-03-23

被災者支援とくにメンタルケアについて

被災者のメンタルケアについて専門機関にアドバイスを頂きました。

twitterなどネット上にも、震災による精神的なダメージを受けた方による書き込みは散見されます。そうした場合、以下のような対応が考えられるそうです。

(下記に示すのは一般的な場合であり、必ずしも全ての方に当てはまるものではありません。難しい問題なので無理はせず。出来る限りで)


1.身体的な問題がある(眠れない、下痢をするなどが続く)。
→専門の医療機関に相談
・各都道府県の県庁所在地に精神保健福祉センター、 区市町村には保健センター(旧保健所)。

そこまで行く手 段が無いようなら、

・「宮城県精神保健福祉センター震災関連心のケア電話対 応:6時から9時 0229-23-3703・9時から17時 0229-23-0302・17時から2時 0229-23-3703」

・「心の相談緊急電話0120-111-916 (フリーダ イヤル):日本精神衛生学会他主催」


2.いつもよりイライラ、くよくよしている。何かしなければ、という意識が強い。
→震災に対する当然の反応。前向きになることを促したりせず、まずは体を休める。
たまには震災のニュースをあえて見ず、チャンネルを変えたり、スイッチを切ったりすることも必要
散歩や音楽もいい。

(まあ、あんまり考えすぎんことじゃ。いずれにしろ、震災がでかすぎるんだから)


3.孤立感が強い
→話を聞いてあげよう。twitter などでもある程度は出来る。顔を合わせて、が本当はよい。
「一人でない」「繋がっている」感覚を与えてあげることが大切。

(「ふーん、そうか。」だけの返事でも、うれしいもんだよね)



4.「死にたい」などの言動がある。

→上記の専門機関への相談がおすすめ。


なにより、支援する側も、あんまり疲れないように注意。
長丁場なんだから、ゆるゆる参りましょう。



この記述は、日本臨床心理学会の専門家アドバイスに基づき、ブログ管理者が作成しました。
専門家による要約ではないことに注意してください。

真摯なご返答を頂いた同学会と役員の先生に心から感謝申し上げます。

「助かった」から「足りない」へ

人々は復興に向けて動き出しつつある。震災直後は、「助かってよかった」「命だけでも」という言葉が多かったが、10日以上が経つに至って、その声は「足りない」に変わりつつある。燃料、電気、水道、ガス、食料、スペース、プライベート……。足りないものは数々ある。だが、それは生きるための欲求が沸き上がってきたことの証明でもある。足りないものをもっと挙げ、不平不満を表にするたび、人々は、町は再び復興へと近づく。

pepar.li 3/23 編集後記より