2009-06-28

わあ、るど、わい、ど









先ほど、なんとかホテルについた。
(二つの写真がそれ)

ネイティブの人たちの英語は、何言っているのか、聞き返さずには分らないし、ゲートを通るたびに、いちいち手荷物を開けなきゃなかったし、ホテルに着いたら着いたで、フロントのブロンドのお姉さんに、突き刺すような青い目で、きみの予約は明日からだ、なんていわれるし。

あらかじめ学会を通じて予約を取ったはずだと、学会の秘書さんからの手紙を見せながら片言で説明して、ようやく部屋を取ってもらったころには、自分も受け付けの彼女もすっかりくたびれてしまって、僕が取り出した手紙をしまおうと屈みこんだすきに、彼女の付くため息の声が聞こえたりして。

全く文化が違うと、色々な些細なことが極めて難しい。

中継地のアムステルダムのトイレで、水を流さなくていいと気付くのに数分を費やし、そこから乗ったチェコ航空で、オレンジジュースと一緒に出された、ハムを挟んだ黒パンのサンドイッチが、サービスだと気付かず、周りの人をきょろきょろと見渡して、同じく周りをうかがっていた、隣の席の、イギリス風のパンクな格好の婦人と、目があって、二人して,気恥しくパンを食べたり。

なにより、最初に乗ったJALの国際線で、窓側に座った自分がトイレに立つたびに、隣の席の女性に、
「すいません」
と断っていたけれど、あとでその人がCAさんと話しているのを聞いたら、完全に英語だったり。
(CAさんも、はじめ日本語で話しかけていたようだったけれども、途中で気づいて英語に変えていた)

本当に世界は広い。

ホテルから迎えに来た学会のスタッフさんの車に乗り込もうとして、運転席側に回りこんで、笑われたりもした。

でも、その人と、マイケル・ジャクソンが死んでしまったという話題で、一緒に話ができたということが、とても印象的だった。

こんだけ広い世界で、一緒に話題にできるだけのアーティストって、何なんだ?