2008-04-12

ふるさとは地雷原

【今日やったこと】
昨日、ついつい飲み過ぎて、
頭は痛くならなかったものの、

ひどくもたれている。


◇◇◇

雨が降っていて、
それがひどくつめたいので、
昔住んでいた、ある雪国の冬を思い出した。

そこは日本海側。みぞれの多い地域で、
太平洋側育ちの僕には
その冬は暗く憂鬱でしょうがなかったが、
あるドキュメンタリーで
本当に久しぶりに日本海側の田舎に帰ったおじいさんが、
そのつめたい雨に打たれて、

ようやく帰ってきた、

と言って泣きながら、両親の墓参りに向かっているシーンがあった。

子供の頃に見た物というのは
大事な物だと思う。

それが、好きになるにしろ、
嫌いになるにしろ、
どうやら、その人の主観の、重要な部分を
しっかりと決めてしまうようだ。

戦争地域の子供達の何が不幸かと言って、
戦争が、それによって荒廃した風景が、
彼らの心のふるさとになってしまうことだ。

そう言う子供は、
大きくなっても、戦争という物と
なかなか無関係には
なれないのかもしれない。