2010-12-10

卒業論文終わり

【今日やったこと】
RACE, in situ 相も変わらず

◇◇◇



長かった卒業論文か気がやっと終わった。
17:00締切りで、16:00に提出。

でも、研究室の技師さんに聞いたら、まだ早い方らしい。
「あと10分待ってください!」と事務に頼み込んで遅くしてもらう人もざらだとか。

それでも予想よりこの論文はかかった。
日本語でもこんなに面倒だったのだから、これがもし英語だったらと思うと、オソロシイ。


論文が終わって、先生に査読の手伝いを頼まれた。
某国際誌に投稿された論文なのだが、これがちょっとひどかった。
切片の写真が軒並みぼやけている。矢印がどこを指しているのか全くわからない。
抗体染色は全面が染まっていて、説明もない。
おまけに、図表は間違っているし、体裁も変。

それでも、にべに扱うわけにもいかないので、そういうところを逐次挙げて、先生に返事をしておいた。
その結果、先生から間もおかずに返事が帰ってきて、
「あの論文は以下のように返答しました」
とあり、

「reject (却下) 」
とあっさり書いてあった。

自分が論文書いたばっかりだからちょっと気になるだけかなと思っていたら、やっぱりひどい論文だったらしい。科学の世界の厳しさを知ったけど、あれくらいひどいのを平気で投稿するのはどうかしているなとも思った。

それから、前にも書いたか忘れたが、今年はうなぎが非常に不漁で、シーズンにとっくに入っているはずなのに今だに全く漁獲がない。実験にもならないので、今はちょっとゼブラフィッシュに手を出している。

研究室のお父さん先生の家で余っていた水槽を借り、砂利をひき、“水作エイト”でエアレーションをし、現在6匹ほどを飼育中。かわいい。が、もともと買ったときは10匹いた。一匹はRNAに、二匹はパラフィンブロックに、もう一匹は自由を求めて水槽を飛び出し、床の上で煮干しのようになっていた。

自分の中ではこの最後の死に様に、男を感じている。

ちなみに、ゼブラフィッシュは楽天で10匹500円で売っていた。
頼んだら次の日に届いた。プライマーよりも安易ないのち。

しばらくはこのブログのタイトルも“おかの上のゼブラ”にしようかと、本気で考えている。