2011-03-23

「助かった」から「足りない」へ

人々は復興に向けて動き出しつつある。震災直後は、「助かってよかった」「命だけでも」という言葉が多かったが、10日以上が経つに至って、その声は「足りない」に変わりつつある。燃料、電気、水道、ガス、食料、スペース、プライベート……。足りないものは数々ある。だが、それは生きるための欲求が沸き上がってきたことの証明でもある。足りないものをもっと挙げ、不平不満を表にするたび、人々は、町は再び復興へと近づく。

pepar.li 3/23 編集後記より

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