2008-03-16

ワンパターン

時間のつぶし方と言ったら
本屋に行って
帰りにモスによって
何らかの本を読みながら
腹ごしらえをして

時々小さな写真展を見つけてみては
無料というのを確認して中に入って

好きな詩の一節を返す返す経文のように思い出しながら
何でこんなうまい表現ができるのかと、感嘆し、ありふれた悩みにためいきついて

視線の遙か向こうで、車が来ても、人が通っても、
手をつないだままのカップルを見つけて
つながないことの不安について考察して

あれはある行為によってしか、お互いの関係を確認できないためだという
勝手な結論にたどり着き、
つなぐ相手と言ったら、自分の左手ぐらいしかない、右手をぶらぶらさせつつ

小学生くらいの幼い姉弟が、手をつないで
律儀に右を見て左を見て、
雪の上を渡っていく様子を

後ろから、ほほえましく見送ったりして
届かない物を見るような寂寞とした気持ちに
空をつかんで ポケットにしまう

そうしているうちに、いつもせっかくの日曜日は
終わってしまい、
サザエさんのエンディングが明るく流れ始めると
もうすでに、気持ちは明日のほうへ走り始め
休めなくなっていることに気づくのです



(トラックバックの動作確認と言うことで
練習用のサイトに送る文章もかねて)

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