ハイブリドーマを観察。
めちゃくちゃに増えてるクローンを一個発見。
懸念された、コンタミも、今のところなし。
少し安心した。
漁協に電話してみたら、実験で使う、"うなぎ" もとれ始めたとのこと。
(ちょっと変わった"うなぎ”なので)
やっと、新しいサンプルが手に入る。
その後、研究室恒例の忘年会に向けた、招待状の準備。
暮れも押し迫ってきた。
雪が降った。ついに。
長い冬の始まり。
さすがにここは北海道で、初めてまともに降った雪だというのに、
すぐに積もりはじめ、家に帰る頃には、地表はうっすらと、白い雪に覆われていた。
朝は粉雪で、昼はぼた雪で、夜はまた粉雪になった。
溶けたり、積もったりを繰り返しながら、だんだん、地表は隠れていくのだろう。
すでに、家の前はしっかり凍り付いていて、何も考えず外に出たら、滑って転びそうになった。
近くの空き地の、大きな水たまりにも、薄氷。
冬は、確かに寒くて、暖房代もかさむ大変な季節だが、
おそらく、一年で一番、静かな季節だ。
雪の日の朝の、驚くような、静寂。
あの感覚で、目覚めるのが、好きだ。
これから毎日、この物静かな雪に起こされて、
昇る気のない、高緯度地方の低い太陽の下を、
寒さに背中を丸めて、行き来することになるんだろうなあ。
白い息、はきながら。
あ、そうだ。
肉まん、買いに行こう。
今年、初の。
あの湯気に、憧れて。
雪には肉まんが、よく似合う。
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