2008-03-04

1E -24 (涅槃寂静)

【今日やったこと】
ブロッキング。

腹減った。


◇◇◇

今日はなんだかいろいろ思い浮かぶので
あること無いこと、書けるだけ書いてみる。


全てを失った ある夜に

短い眠りに落ちた

後で時計を見ると1時間程度のごくごく短い眠りであったのだが
僕はしっかり 夢を見ていた

はじめに見たのは 足だった

金色に輝く 大きな足

京都あたりの大仏の足 あるいは法衣の裾が見えていたので 菩薩だったのかもしれない

僕はその金色の ところどころ金箔のはげた 美しい足を まじまじと見つめていた

夢はそこで一度途切れ 場面は変わる

僕は 古い木の飾り気のない長テーブルの席に座っている

そこはお寺の境内 石庭の白い小石の上 そこにテーブルが出され 僕はそこに座っている

落ち着いた雰囲気の まだそれほど年取っていないお坊さんが 静かに 僕の前に ご飯の盛られただけの皿をおいていく その脇には また別のお坊さんが あまり見たことのないような 漬け物が載っただけの小皿をおいて言った

『源氏漬けです』

その漬け物の名を僕は知らなかったが 漬け物はどんな名前でも似たような味だろうと思いつつ恭しく頭を下げた

源氏漬けをご飯にのせ 水をかけて 食べた

さほど珍しい味ではなかったが ずいぶんと久しぶりに 本当に食事をいただいた気がした

食べている間に目が覚めた

体は寒くて震えているのに

心臓は早鐘を打ち ずいぶんと汗をかいていた

心臓の音がうるさくて 寝付けないので

そのまま起き上がって 朝が来るのを待った 

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