今日研究室で、議論になったのだが、
北海道では、桜餅は“ぶつぶつしている”ものらしい。
僕は、桜餅にはつるつるした、餅のクレープみたいなもので
あんこを包んだ物もありませんかと聞くと、
その先輩は、北海道では、見たことありませんと言う。
僕の地元では、どちらも一緒に売っていて、
つるつるした方を桜餅、
ぶつぶつしている方を桜餅(道明寺)
と、括弧付きで売っていることが多かった。
だから、先輩の言っているのは、道明寺ではないですか、
と言うと、
その先輩は、桜餅に、二種類もあるなんて、知らなかったと言う。
実際今日食べたのも、道明寺だった。
つるつるした方は本当に売っていないのかもしれない。
その後、ネットで調べてみたら、
つるつるの方は長明寺と呼ばれ、
主に関東圏の桜餅らしい。
一方の道明寺は、関西中心なのだそうだ。
意外に北海道の文化は、関西の流れも汲んでいるのだろうか。
どこかで聞いたような地名と、
なぜか古代の響きのある、素朴な地名とが
垣根もなく混在し、
東北なまりのようで、よく聞いていると、
似ても似つかないイントネーションを持った、独特の言葉の中で
互いに会話しているのを日々耳にして、
ほんとうに文化が融合して、煮詰まっているのは
東京ではなく、実は北海道なのかもしれないと、
密かに思ってみたりした。
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