2007-08-03

虚勢

【今日やったこと】
泳動、泳動、泳動。 シークエンス読み。出てきたアルファベットとにらめっこ。
シークエンスには、笑顔が足りない。
◇◇◇


『彼女』というキーワードにまつわることの多い一週間だった。
研究室の後輩に最近彼女ができたことが判明したり、英会話の先生にそのことでからかわれたり。外から帰ってきて、廊下ですれ違いざま、見ず知らずの女の人に「雨はどのくらい降っていますか」と突然聞かれ、「小雨ですかね」と答え、その後返ってきた笑顔と、「ありがとうございます」に、年甲斐もなくときめいている自分を発見したり。とにかく、あまり得意ではない展開が多かった。

友人たちからもよく聞かれることであるし、自分でも時々考えることもあるのだが、自分はどうも、そういう、アイ、だとか、コイだとか言うものには疎く、はっきり言ってそういうのは苦手である。人を好きになったことが無いわけではないが、なんだか、感情の上下が大きくなったり、他人に対して無駄な心配をしてみたり、余計な詮索をしたり、とにかく疲れる。
確かに、誰かがいつも傍に寄り添ってくれる、とか言うシチュエーションは、ヒヨワな男一匹がコンビニ弁当片手に、路地裏をプラプラしているより、ずっと心強いものなのかもしれない。ただ、自分の場合、どうも人を好きになると相手のことを『考えすぎる』傾向があるらしく、相対的に自分を見失う結果に終わることが多い。後から考えると、馬鹿なことしたなあという事例がホシの数ほどある。今思い出しただけでも恥ずかしさで身が縮む思いだ。

そんなわけで、最近はそういう話は極力避け、一人でプラプラする時間を大切にしている。これを“逃げ”という人もいるだろう。そうだとも。一匹狼は臆病だ。集まってこそ威張っていられる。ほんとに一匹になってしまったなら、後はすたこら逃げおおせて、自分の穴倉の中に閉じこもるか、誰もいない僻地へ旅行してみるしかない。

ちなみにわたしは後者の方だ。...穴倉には、思い出が多すぎるから。

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