もう寝ようかな
明日の予習
飼い犬の優しさの
半分でも僕が持っていたら
きっと僕はだまされるだろう
なついた人こそ真実と全てを投げ出す
その従順さに純朴さに
人間は舌なめずりをするから
飼い犬の優しさの
半分でも君が持っていたら
きっと僕は幸せだろう
もはや何も考えなくてもエサさえあげて
時々体をさすってあげれば
君は笑ってくれるのだから
時には散歩もするだろうし
病気の時には病院にも連れて行ってあげるのだろうが
たったそれだけのことで
君はなついてくれるのだから
真っ黒に濡れた黒目がちの瞳で
口元をゆるませ 穏やかに
僕を見つめて くれるのだから
わかりきったことしか 考えていないという
その最大の功績に
人間は密かに感謝しながら
何も考えていないようで
実はいろいろ考えている
人間の難しさに 心の中で ためいきついているのです
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