2008-03-26

Jazz黄門、厭世の道

【今日やったこと】
PCR, 泳動、細胞培養、SDS-PAGE、
研究室の模様替え。

新入生多数。
相当賑やかになりそう。

きゃっきゃしてる。

前からいた男も、新しく来た女も。

若けえ。

枯れすすき
青葉の色を忘れたり

駄作。

◇◇◇

何日か前に、マイルス・デイヴィスのCDを買って、テイク違いだったけど、それを聞いている、
と言うことを書いた。

でも結局、ある時、衝動的に欲しくなってしまい、
ついにまた同じものを買ってしまった。

やっぱり、あれは特別なのです。
自分にとっては、なぜか。

最初にしびれた、ジャズだからかな。

ロックも好きだけど、どうしても、歌詞が付くと、

『きみを、愛してた。
どこ行ってしまったんだ。
君無しでは、生きていけない

僕が馬鹿だった
許しておくれ』

的なものが多くなり、悪くないけど、なんだかナヨナヨしている気がして、
「いつまでも、グダグダしてんじゃねえよ!」
と突っ込みを入れたくなるし、その元気もないようなときには、余計にふさいでしまって、
あまり気持ちが前に進まない。

そんなときは、そんな男のボーカルのキンキンナヨナヨした曲は聴きたくないし、女の人の声は、なおさら聞きたくなかったりする。

そう言うとき、やっぱり、ジャズが恋しくなるのですわ。
最近は、特に。

ムード・ジャズみたいに(あのハスキーな管楽器のやつ)、ピンクの妄想が自然と広がってくるものは、落ち着かないけど、マイルスの時代のものは、響きが冷静で、アップダウンも少ないし、気持ちを静めてくれる気がする。

嘆いても、叫んでも、笑っても、どこか、冷静な自分が、それを見ている。
そう言う、落ち着いた涼しい空気が、スピーカーから流れてくる気がする。

竹林の影の、小さな庵。

そういうところに佇むような、静かな気持ちになる。

まあ、やっぱり曲によるんだけどね。

人より二回りぐらい、老け込むのが早いな、おれ。

そのうち、誰より早く、隠居して、出家でも、するのかも。

同世代の諸君、後は、頼んだ。時代は、君たちのものだ。

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