2008-04-03
狡猾な僕ら
君の見ている赤と
僕の見ている赤が、同じ赤だとは、どうして言えるだろう。
僕の赤を頭の中から取り出してきて、
君の頭の中と比べないことには、何とも言えない。
ただ、僕らはそれなりに狡猾だから、
生活の上で矛盾が生じない程度に
お互いの赤をすりあわせて生きていることだけは、事実だ。
でも、
僕の見ているあの人と、君の言うその人が
どうやら同じ人のようだと言うことは
君がいくら狡猾に、嘘をついたところで、
なんだか分かってしまうのだ。
君は好きなんだろう、あの人を
僕は、赤い色は、嫌いじゃない
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